遙か3で平家はどうやって怨霊を作り出したのか真面目に考えてみたら意外と矛盾が多かった件
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こんちゃす!
ゲームプレイ中は深いことは考えない杉本(@otomechan_nel)です。
今回は、
遙かなる時空の中で3
怨霊ってどうやって生まれたの?
をおおくりします。
ゲーム内では、
「平家が生み出している」
と言われているのですが…
遙か3における怨霊の特徴を整理していたらどう考えても、
【その説明だけでは収まらない事情】が出てきてしまい。
それを考えてたら、生まれ方自体を考えることになりました(笑)
(参考資料)
0.遙かなる時空の中で3のゲーム内で確認できる特徴
まずはゲーム内で確認できる特徴を箇条書きしていきます。
そもそもの始まりはここからだった……。
<怨霊の出どころ>
- 平家が五行の力で生み出している
- 平家は多くの将を怨霊として蘇らせている
- 平家は戦死者を怨霊にできる
- 死者を蘇らせる=怨霊
<怨霊のそのものの特徴>
- 怨霊を封じると五行の力を得ることができる
- 怨霊=不死?
- 五行の力は怨霊の中に留まっている
- 悲しみや嘆きが降り積もった存在
- 倒しても倒しても出てくる
- 力のコントロールができないと化け物の姿になる(敦盛だけ?)
<怨霊が出来ること>
- 瞬間移動が出来る
- 怨霊の力は天理の理をも超える
- 命令を与え、実行させることができる(勾玉の力?)
<平家の将の怨霊>
- 清盛、敦盛、経正、惟盛が怨霊
- 還内府も怨霊
- 平家は怨霊を戦場にのみ連れていた
<清盛と敦盛について>
<浄化について>
- 浄化は怨霊を業から解き放ち封印すること
- 怨霊を救うには浄化しかない
<その他>
- 京とかの街にいる人型以外の怨霊(おろちなど)もいる
こうやって洗い出してみると…矛盾というか、「ん??」となるところが多く。
その中でも今回考えていくのは以下の2つ。
- 怨霊はどうやって生まれるのか?
- 平家の武将の怨霊と一般兵(きしゃー)はなぜ違うのか
なぜこの2つなのかというと、
この2つを解明することで、他の特徴の解明にも繋がるからです。
ともあれ、順番にみていきましょう。
1.遙か3において怨霊はどうやって生まれるのか
まず、上記のゲーム内から分かる怨霊が生まれる方法は1つ。
- 平家が生み出している
もっと踏み込んでいうと、平家が「五行の力」で生み出しているらしいんですが。
私がこの記事を書く前に思ってたのは「戦死者を蘇らせてる」のが怨霊だと思ってました。
ゾンビ的なものだと。
で、それをどうやってるかというと
公式としては「五行の力」だったんですね。
さて、じゃあどうやって五行の力で生み出すのか。
1-1.五行の力を使った生み出し方
ゲーム本編では具体的な「怨霊の生産方法」は描かれていません。
そこで、私が考えたのは
「黒龍の逆鱗を使う」ことで生み出す方法です。
五行の力は龍神の力なので、本来、龍神以外は使えないはずです。
しかし、清盛は黒龍の力そのものでもある黒龍の逆鱗を持っているので、これを媒体にして龍神の力=五行の力を使うことができると考えます。
作り方はこんな感じと推測。
上記のゲーム内の特徴「五行の力は怨霊の中に留まっている」を踏まえると…
- 戦死者をみつける
- 黒龍の逆鱗を使って、五行の力を戦死者に流し込む
- 戦死者が蘇る=怨霊
普通の人にも五行の力は宿っていて、それが源で“生きて”いたのかな?と。
で、亡くなると五行の力は無くなる…
けど、そこに無理やり逆鱗で五行の力を注入することで、蘇るのではないかと、思います。
けど、肉体は朽ちたままだから、きしゃーって感じになるのかなと。
この解釈なら、
- 死者を蘇らせる=怨霊
- 平家は多くの将を怨霊として蘇らせている
- 平家は戦死者を怨霊にできる
この3つの特徴は納得できます。
ただし、敦盛さんと清盛は三種の神器を使って蘇っているので、ちょっと別。
このことについては下記項目でお話します。
ちなみに、譲ルートで景時さんが
「きちんとした弔いをあげないでいるとーー平家の手で怨霊にされてしまうかもしれないんだよ!」
と言っています。
これを考えると、「弔いをあげた戦死者は怨霊にすることができない」という解釈がなりたちます。
しかし、惟盛が倶利伽羅で怨霊を増やそうとしたのを考えると、
それもちょっと揺らぐような・・・倶梨伽羅での戦の際にきちんと弔いをあげていなければ上の解釈でOKですが。
2.平家の武将の怨霊と一般兵(きしゃー)はなぜ違うのか
先述した通り
「平家が五行の力でどのように怨霊を生み出したのか」
に対してが考えたのは以下の通り。
使うもの:黒龍の逆鱗
特徴:怨霊の中に五行の力が留まっている
順序:
- 戦死者をみつける
- 黒龍の逆鱗を使って、五行の力を戦死者に流し込む
- 戦死者が蘇る=怨霊
この3ステップだと思われます。
ではこれを踏まえた上で
「清盛や敦盛、経正、惟盛のような武将と一般兵の怨霊の違い」
について考えていきます。
清盛たちと一般兵(きしゃー)の違いは以下の2つ。
- 生み出され方が違う
- 姿かたちが違う
2-1.生み出され方による違い
経正と惟盛はわかりませんが、
清盛と敦盛に関してははっきりと違いが述べられています。
彼らは私の仮説の様に黒龍の逆鱗で蘇ったのではなく、
「三種の神器」によって蘇って怨霊になってます。
敦盛はその父、経盛が蘇らせています。
清盛に関しては詳しいことは述べられていませんが、おそらく同じく敦盛の父がやってると思われます。(敦盛の父は、清盛の異母弟)
かつ、敦盛が「平家最初の怨霊」です。(敦盛ルートにて)
でも、史実年表で考えると前後の順序がさっぱり…。
1181年:清盛死亡
1184年1月:宇治川の戦い(神子がやってくる)
1184年2月:一の谷にて敦盛討死
絶対清盛の方が先じゃんんん!!!
と、思い設定資料集を読み返したら以下のことが書いてありました。
1180年4月:14歳で敦盛死亡
1180年4月29日:父・経盛が死反(まかるかえし)で復活させたものの、怨霊として復活(その際竜巻、雹、落雷などの怪異が京で起こる)
1181年閏2月4日:清盛死亡
1181年3月:清盛怨霊として復活。八尺瓊勾玉が破損。
(『遙かなる時空の中で3シリーズ メモリアルブック 完全設定資料集』ルビーパーティー監修 株式会社光栄 2006年 p106-112)
年表には載っていませんでしたが、経正と惟盛は以下の通り。
- 経正、倶利伽羅峠で死亡その後怨霊として復活
- 惟盛、入水。怨霊として復活。
これで順序に関しては悩む必要はなくなりました。
遙かのあっつん、14歳で亡くなってた…死因は書いてませんがおそらく病気かと。戦ではなさそう。
さてここで注目したいのは
「死反をして、蘇ったはいいけど怨霊だった」という話。
三種の神器の力を借りて、死者を蘇らせる方法…
それが死反という認識でよいのだろうか、と。
そして失敗したからなのか元々そういうものだったのか(経盛が知らなかっただけで)敦盛は怨霊でした…と。
と、なると怨霊を生み出す方法=【死反】ともいえるわけです。
でも、【死反】の詳細が分からないので、五行の力云々を考えれば媒体が黒龍の逆鱗ではなく、三種の神器に変わった以外、五行の力を流し込んで怨霊にする…というのは同じと考えてよいのかなと思います。
「五行の力流し込んで〜」は私の仮説だけど(笑)仮説に仮説を重ねるという。
一応、三種の神器について調べてみましたが、wikiで以下のことが分かった程度で死反っぽい話も特に出てきませんでした。
「天照大神の「御神体」としての「八咫鏡」は神宮の内宮に変わらず奉安されている。
遙か的には、三種の神器は神(龍神)に相当する力を持っていると考えているのかもしれません。
(「神だけが持つ三種類の器具」の意(『遙かなる時空の中で3源平まるわかりBOOK』コーエー出版部2005年 p20)
だからこそ、黒龍の逆鱗をもつ清盛に対抗するのに八咫の鏡を使っている可能性もあります。
そうなると、黒龍の逆鱗でできることなら三種の神器でもできるはずです。
つまり、三種の神器による死返も可能。
ただし、これは結果論なので、経盛がどうして・どうやって三種の神器を用いてそれを行ったのか、その方法を知ったのかは分かりません。
史実の経盛も歌壇としてはいろいろ活動しているものの、そういった呪術的な話は出てこなかったので、遙か的に“それっぽく”するために三種の神器を用いた…という考えでいいかなと。
その後、経盛は息子の敦盛さんに続いて、異母兄弟である清盛も蘇らせたのではないかと。(私の推測ですが)で、清盛はそこから黒龍を呪縛し、黒龍そのものでもある逆鱗を手にし、亡くなった平家の武将(経正や惟盛)を蘇らせた…という流れではないでしょうか。
2-2.姿かたちの違い
平家の武将たちは、基本は生前の姿そのまま(性格違ってる人もいますが)です。
清盛が若返っているのはありますが…ここを考え出すとこの記事終わらなくなってしまうので(笑)
ものすごく大人の事情で言ってしまえば、「立ち絵があるキャラとモブの違い」なんですが(笑)
それでは身も蓋もないのでもう少し考えてみましょう。
私の推測は2つ。
- 怨霊化させるときの「五行の力の量が違う」
- 怨霊化させるとき、わざと「五行の力の配分を変えている」
ここからは、本家記事で!
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当ページは、株式会社コーエーテクもゲームス、開発ルビーパーティーの「遙かなる時空の中で」シリーズの画像を利用しております。
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